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先日、観光客のかたからこんな質問がありました。
「富士山の合目ってどうやって決めるんですか?」
・・・・・?
今まで、当たり前のように「5合目、6合目」と言って
いたのですが、改めて考えると不思議です。
そこで調べてみたところ、意外な事実が判明しました!
「合目」は、登山道の変遷や交通手段の発達によって
位置が変わってきたそうです。
つまり、昔の5合目は今とは別の場所にあったのですね。
一般的に「合目」は、登山の難易度により頂上までを十に区切って、
登山の目安にしたものだと言われています(定説はないそうです)。
また、昔の登山は修行であり、合目は安置された仏像を拝んだり
頂上を拝んだりする場所としての意味もあったものではないか
と考えられています。
この他にも、米粒を落としながら登って1合なくなったときに
そこを1合目としたという説や、
ランプの油がなくなったところを1合目としたという説もあります。
まるで、グリム童話のヘンゼルとグレーテル。
登山者が落とした米粒を、小鳥が食べる様子を想像したら
ほほえましくなりました。
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